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鏑木詩集(新)
鏑木詩集(新)

第1詩集から最近の詩集まで順を追ってすべてをまとめたサイト
● 読書の記録
(2026年6月)
本を読む
小学生の頃
「学習」と「科学」や
「小学〇年生」といった付録付きの雑誌を
毎月買ってもらっていた
本屋さんが家に雑誌をもってきてくれて
玄関口で母がお金を支払う
その様子を襖の陰から盗み見
本屋さんが帰ると
母が私に本を手渡してくれる
新しい本を手に取ったときの喜び
雑誌の付録の実験道具や紙工作も
机の上にいくつもいくつも並べて
眺めては満足していた
本は私の一番の楽しみだった
友だちと遊ぶことよりも
本を読むことのほうが好きだった
私は無口だった
声を出して自分を表現することができなかった
なにか人とは違っていた
図書室からも何冊も本を借りた
それらの本が
ある意味私を生かしていた
詩を愛する少女と
最初で最後の親友になれたのも
図書室の中でのこと
本は
どれほどの喜びだったことか
本があったから生きてこられた
だから今も私は本を読む
子どもの頃のあの新鮮な思いは
もう失くしてしまったが
何冊も何冊も本を読む
集中が続く限り
見える目がある限り
読める本がある限り

今まで作成した詩集
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