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鏑木詩集(新)

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​                     (2025年5月)

 

 

多汗症

 

 

手指多汗症の人は

紙に字を書いていて

その紙が汗でぐしゃぐしゃになってしまうそうだが

私は今までそのようなことはなかったから

手指多汗症ではない

 

しかしここ最近頭や顔に異常な汗をかく

暑すぎる時や

運動したときに限っているので

日常生活にそうは支障はないが

とにかく汗ダラダラで

髪がびっしょりと濡れ

汗がしたたる

人と一緒の時は気まずいことこのうえない

 

この前冷房の故障した会場で

難しい陳式太極拳の動作や理論の講義を受けていた時も

馬鹿みたいに汗を垂らしていた

お隣にいた女性が

涼し気な表情で汗一つかいていないのを見て

なんで私だけこんなに汗を!?と思ってしまう

 

はっきりいってかなり気まずい

濡れた髪の毛も跳ね散らかって

どんなセットも台無しにしてしまう

お化粧なんてすぐに取れてしまう

 

女優さんは顔に汗をかかないという

どういう仕組みでそういうことになるのだろう

気力でそうなれるのだろうか

いちいち顔や頭がぐっしょりになっていたら

メイクさんにあきれられて

次からは起用されなくなってしまうだろう

 

そう思うと

女優でもない一般人の私の汗など

なんということもない

幾分見苦しくても

直接的に誰に迷惑をかけるものでもない

私だけがうっとうしいだけである

それはそうなのだけれども

 

汗ダラダラでも何食わぬ顔をしているのだが

髪型がぶっ飛んでいくのはどうにも止められない

いつもはこんな滅茶苦茶な髪型ではないんですけどねと

心の中で弁解しながら

早く涼しくなってくれと願っている

 

 

 

第50集 新しい白紙

 

 

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