

第50 集 新しい白紙
梅と猫 夫と羽根木公園に行ってきた 梅は既に見頃を過ぎて 2~3割咲き残っているだけである 梅まつりも終わってしまっていて 何のお店も出ていない 歩いている人もまばらで それはそれでゆっくりと散策できる 保育園や小学校低学年らしい集団が...
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第49集 美しい未知へ(姑に関する覚書)
12月21日(土) 12月の面会の日から1週間もたたない頃 姑の入っている施設で インフルエンザが発生した 姑もうつってしまったらしく 38度の熱が出て食事ができなくなってしまったそうだ 3日間ほとんど食事ができなくて とうとう脱水予防の水分の点滴がはじまった...
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第48集 早歩きの初詣
2025年の初詣 初詣も 夫と共に徒歩で出かけると 結構な強行軍となって いくつもの神社を駆け巡ることになる まず早朝7時前 夫と枡形中学校の坂をのぼり 初日の出を拝む そこから坂を下っていって 不動明王堂に寄ったが お賽銭を持ってきていなかったので...
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第47集 やる気のない田んぼ(2)
色を探す ここ数日で 急に紅葉がはじまった 街路樹のプラタナスは 支度が間に合わなかったのか 紅葉というよりは半分枯れている 銀杏も薄い緑を残しながらも だいぶ黄色く色づいて 風にはらはらと散っている 冬も間近 というかもう12月だから冬だけれど ...
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第47集 やる気のない田んぼ
骨や筋肉 学生の頃 病気をして 2か月で5~6キロぐらい急に痩せたことがあった 友人に「すごく痩せてうらやましい」とも言われたが 私としては心が生きるか死ぬかの騒ぎだったから 羨ましがられることに複雑な思いだった 厳しい食事制限をしていたから体重が増えていかず...
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第46集 ベテルギウスをさがして(2)
間違い電話 ある夕方 突然電話がかかってきた 「こころの相談室ですか?」 中年男性の慌てたような声 半ば焦って息が上がっているような声 「いいえ 違いますよ」 「こころの相談室ではないんですか?」 「番号違いだと思いますよ」...
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第46集 ベテルギウスをさがして
親友 親友だと思い合っていた人が これまでの人生で二人いる 友人なら数多くいるが 親友だと互いに確信を持って言い合えた人は その二人だけだった 一人は小学校六年生の時 五月ぐらいに豊橋から転校してきた女の子 その頃から私は小説や詩を書き始めていて それを知った彼女は...
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第45集 絆創膏をどこに貼ろう
母の急死 三日前 宇都宮の母が死んだ 八月二日の たぶんお昼から午後三時ぐらいまでの間 いわゆるポックリの急死 一番動転していたのは 炬燵のそばで倒れている母を発見した兄で 私は外出から帰った午後四時に その連絡を川崎の自宅で受けたとき これから速やかに荷造りをして...
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第44集 何も考えていないカエル
ツノガエル アクアリウムが趣味の夫が ツノガエルを飼い始めた 黄色っぽい体色で目が赤い 顔がでかいアルビノのカエルだ 食べ過ぎると死んでしまうそうで 一週間に一回しかエサをあげられない 一日中同じところにじっとしている いつ見ても同じところにいる ぱっちゃり丸っこく...
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第43集 苔庭づくり
人間と犬 腰が曲がり始めたご夫婦が もちもちしたおしりの 若い柴犬を散歩させている この明け方の小径 犬はいつ ご主人たちの歳を 追い越してしまうのだろう 散歩が終わる日 そこに残っているのは 誰だろう 一足一足 老いた人と...
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第42集 在と不在の比重(2)
3回目の緊急事態宣言 桜の頃に解除された2回目の緊急事態宣言だったが 5月の連休前に地域限定で3回目が再発出され もうしばらく続く予想 神奈川県は今のところ「まん延防止措置」だが 緊急事態と意味はたいして変わらないだろう...
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第42集 在と不在の比重
整える 爪とぎや毛づくろいをしなくなったら どこか痛いかつらいかですよと 獣医師さんが言っていた 片足を上げておしりのあたりを しきりに舐めている 足の先っぽも念入りに舐めている 顔を片手でこすっている 木の幹をバリバリと引っかいている そしてもりもり食べている...
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第41集 となりがとおい(2)
レンガ磨き 7月いっぱい梅雨だった 庭一面に敷いた吸水レンガが 常時湿っているので コケやアオコがどんどんついてしまう 涼しい梅雨のうちに 大バケツにたまった雨水で 暇さえあればレンガを磨く ホームセンターで買ってきた金属のブラシで 無心にシャカシャカ磨きまくる...
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第41集 となりがとおい
首を横に振る もうそろそろ紫陽花が咲きそうですが どこか車で見に行きましょうか と言っても たぶん 首を横に振る 毎年の桜も多摩川の打ち上げ花火も ここ三十五年の間 一緒に見に行ったのは 一回か二回ぐらい 誘っても ずっと首を横に振ってきた...
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第40集 逃げ切りたい(2)
山の上のスーパー すいているスーパーは 山の上にあるので 歩いていかなくてはならない リュックを背負って 中学校横をのぼっていき 高校の門の前を通り 浄水場跡地のソーラーパネルの横を抜けて 山の手の住宅地に入っていく 山の上だから だれも歩いてなんかいない...
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第40集 逃げ切りたい
大災害を前にして 日航機が御巣鷹山に墜落した時は 私はまだ新婚2週間目ぐらいで カーテンも取り付けられていない新居のテレビで朝早く 山に墜落した飛行機の惨憺たる残骸を見た まだ寝ていた夫に これ見てよ落ちちゃってたよひどいよ とか言って騒いだかもしれない 真夏のことだった...
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五行歌 (2015年~2016年)
五行歌まとめサイト 「坪庭のつわぶき」 娘の自転車かごに 黄色い落ち葉が 三枚 いちょう並木の下を 走り抜けてきた ---------------------------------------------- 木枯らしが 突き抜けても 女郎蜘蛛は逃げない 大揺れの...
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