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【当会で行っている気功法】

 

 

八方向の気功法(動画はありません)

    全身の筋肉を前後、上下の伸び縮み、左右、左右の回旋の八方向に、三回ずつ動かす気功法です。

①足は肩幅に開きます。息を吸いながら腕は横から上がって、前に下ろしていきながら息を吐きます。3回行います。ゆっくりとした深呼吸です。

②腕を左右に伸ばし遠くに引っ張られるようにします。3カウントしてからパタンと脱力して腕を下します。3回行います。1回ごとに首は回旋し、左、右、正面を向きます。

③腕を前に伸ばして左に体を捻じっていきます。腕の動きを目で追います。左右左右左右というふうに左右3回ずつ体を捻じります。どんどん深く捻じっていくように。

④右手を脇腹あたりにあて体に添わせるようにして上に上げます。体側の伸びを感じます。左右3回ずつ行います。

⑤左足を大きく広げます。右手は腰に当て、左手は上から右方向に引っ張られるようにします。体側の伸び、内腿の伸びを感じます。左右3回ずつ行います。

⑥足は肩幅に戻します。腕を横から上げていき息を吸い、前に下ろして息を吐き、どんどん腰をかがめていきます。足は伸ばしたままです。下の方で両腕を2回ぐらい回すようにして悪い気を足から出すイメージを持ちます。起き上がって前に伸ばした腕は手のひらを上にしてから内側にくるりと回し、手の甲を合わせたままで上に伸ばしていき、のけぞるようにしてから腕を横に下ろしていきます。3回行います。

⑦手首を直角に折って、手首を後ろに引きます。できるだけ後ろに引っ張ります。その後脱力して緩めます。これを3回行います。首は左、右、正面という風に1回ずつ旋回します。

⑧両手を拳にして胸の前でボクシングの構えのようにします。拳を左右に分け開くように後ろに引っ張ります。左右の肩甲骨はできるだけ寄せられている状態になります。両肘は体側から離れないようにした方が、肩甲骨の動きがよりはっきりします。それからふっと力を抜いて緩めます。これを3回行います。首は左、右、正面という風に1回ずつ旋回します。

⑨両手を前で合わせます。手首は直角に折れているまま、手のひらを横に押していきます。両側の壁を押し広げるように。前で手を合わせて横に押していくを、3回行います。首は左、右、正面という風に1回ずつ旋回します。

​⑩両手を前で組み合わせて、下に下ろしていきます。足は伸ばしたままです。正面の床に組んだ手をつけて3カウントします。組んだ手を左足の外側について3カウント、右足の外側について3カウント、正面に戻って手をついて3カウントします。組んだ手をほどいて下からももの後ろを撫で上げていき、起き上がって前で両手を組み合わせます。これを1セットとして3回行います。

⑪前で手を組みます。⑩と同じように正面下の床に組んだ手をつきます。おしりをしめて3カウントします。ゆるめてしゃがんで3カウントします。両腕の輪に両ひざがはいるようにします。床に手を付いたまま腰を上げておしりしめて3カウント、しゃがんで3カウント。腰上げて3カウント、おしりさげて緩めて3カウント。全部で3回行います。

​⑫ゆっくり起き上がったら、両膝に手をあてて、膝を回していきます。内側から回すのを3回。外側から回すのを3回。

⑬腰を起こし、両手を腰の後ろ側に当て、押し出すようにして腰を回します。左から回して3回。右から回して3回。

⑭両手の合谷(親指と人差し指の間にあるツボ)を体側で摺り上げるようにして、わきの下で手首をおります。手の甲を下になるようにして前に振り出していき、ももの上をポンと叩いて脱力します。これを3回行います。

⑮両腕をバンザイするように上に上げて身体をのばします。脱力して手を振り下ろし、ももの上をポンと叩きます。これを3回行います。

⑯首の運動です。上下に動かします。6カウント。左右に動かします。6カウント。左右に倒します。6カウント。伸ばしたり縮めたりします。6カウント。首を3回回します。逆も3回まわします。

⑰目の運動です。斜めに3回動かします。逆の斜めも3回動かします。目の縁に添って3回回します。逆にも3回回します。次に、手のひらの筋を見てから遠くの風景に視線を動かします。20回

⑱舌の運動です。上下に3回動かします。左右に3回動かします。口の中を3回回します。逆からも3回回します。

​⑲舌を3回前に大きく出します。大きい口を3回開けます。顎を横にずらします。左右で6カウント

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  以下の気功法はインターネットでも概要を見ることができます。

(当会の練習風景ではなく、外部サイトです)

 

●舒心平血功(動画)  

 心臓の気功法。心臓、小腸を補い安定させる気功法です。血液の流れをよくし、動脈硬化、高血圧、低血圧、心血管系に効果があります。

 

●益気養肺功(動画)  

 肺の気功法です。肺、大腸を補い活性化に導く気功法です。感冒や気管支炎、肺気腫などの呼吸系疾病と大腸の疾病の予防・強化に効果があります。

 

和胃健脾功 (動画)   

 胃の気功法です。胃、脾臓を補い活性化させる気功法です。消化系疾病、糖尿病の予防強化に効果があります。

 

●導引保健功(動画) 

 総合的な予防治療に効果があります。全身の経絡の流れをよくします。 

 

                          (参考 NPO法人 全日本導引養生功連盟)

 

●益気功 (動画)

​深く呼吸しながらゆったりと行う気功法です。

 

当会で行っている太極拳】

 インターネットで検索するといろいろと学べます。

(当会の練習風景ではなく外部サイトです)

 

 

●24式太極拳 (動画)

●24式太極拳  前半(動画)

 

●24式太極拳  後半(動画)

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●32式太極剣(動画)

 

●32式太極剣 前半(動画)

●32式太極拳 後半(動画)
 

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●48式太極拳(動画) 

 

●48式太極拳(動画)

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当教室の練習メニューではありませんが、狭い場所でも行える簡単な太極拳です。外部サイトの動画を上げておきます。

 

●8式太極拳​(動画)
 

 

​​●8式太極拳(動画 解説付き)

 

家でできる太極拳の準備運動はたくさんあります。

時間をみつけて、やってみてください。

●足をなるべく高く上げる(重心がぐらつかないように)、

●股関節を開く(お相撲さんの股割りのように)、

●スワイショウ(体に腕を巻きつけるように回転させながら振る)、

●スクワット(足の筋力強化)など

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【太極拳を始めようと思っている方に】

 太極拳は足の筋力がつき転倒予防になりますなどと、よくテレビなどで紹介されます。番組に呼ばれた先生方がそれらしい簡単な動作をしてくれたりしますが、どうも的外れでうまく説明しきれていない場面を目にすることがあります。

 それは太極拳の動きは簡単に説明できるものではないし、ちょっと見ただけですぐに真似できるような動作はひとつもないからです。手っ取り早く筋力をつけたいなら何も考えずスクワットを繰り返しやっていたほうが効果的でしょう。

 24式太極拳は大体5分ぐらいの套路ですが、よほど集中して取り組むのではない限り、習得に数ヶ月から1年以上はかかります。それも大体の套路を通せるようになったということだけで、太極拳の本質に辿り着くためにはまだまだ何年もの習練が必要不可欠です。

 太極拳の優美さに憧れ教室に見学や体験にいらっしゃっても、難しくて自分には合わないと感じて入会を諦めてしまわれる方も多いのです。それでも太極拳を学びたいと強い意志をもって教室に入会された方々はそれだけで、太極拳に選ばれた方々だと思います。

 当会の趣旨は、一挙手一投足を微に入り細に入り説明して、大会にも出られるぐらいの正確な太極拳をきっちり教えましょう、というものではありません。もちろん、正確で一瞬もとどまらず流れるように完璧に演じきれたなら、それはとても気持ちのよいことで、それこそ心と体を健やかにする太極拳の醍醐味であり最終到達点といえるものでしょう。その境地に至ることはとても難しい、しかし、その境地に少しずつ近づいていこうと努力する心と体の取り組みは決して無駄ではありません。この教室ではそうした努力を通して心身の健康を高めていくことを目的としています。

 覚えるためには実際に何度も自分の頭の中で思い返しながら動くことです。分からなくなって動きが止まってしまったら、どちらの手がどういう形で、どちらの足がどこに位置しているかをストップモーションで確認してから、その手足がどう動いていくかを、まずひとつ、それができたら次のひとつという風に覚えていくとよいでしょう。繰り返し動き、動きがとまった部分があれば、ただそこの1点をまずは覚えようという気概で少しずつ進んでいくと、たったの24個の動き、しかも同じ動作がだぶっていたりするので、案外すぐに覚えられるかもしれません。インターネットの動画視聴も助けになります。

 教室では高齢の方や、体の痛みや不調を抱えている方も、それぞれの体の調子に合わせて学んでいます。学ぶ、というか、指導の声のリードを聞き、皆の動きの真似をしながらなんとなくそれらしく体を動かすだけでも、十分に日々の健康を守る要件を満たし、太極拳の気持ちの良さを味わうことができていると思います。日常では決してしない動作をすることで、脳と身体がフルに活性化して、血流、いわゆる「気」が温かく流れていく感覚を味わえるでしょう。

 そこからたゆまず進んでいって、不完全ながらも誰の動きも見ないで通せるようになり、目の前を動いていく自分の手に意識を集中できるようになったら、そこからは心の領域です。いずれかは乱れのない無我の境地の中を、何も考えずゆるやかに舞い踊る感覚が訪れるまでになるでしょう。

 頭と体が、いかに思うように動かないかを知ることを第1段階として、仲間たちと笑いながら少しずつ何かを得て、知らず知らずに心身が健康になっていけるように、それが当会の趣旨であり、ささやかながら目指す目標です。まずは、つまさきからそっとちいさく、足を踏み出すことからはじめてみませんか。

【よくある質問】

 メールなどで、「太極拳は全くの初心者ですが大丈夫ですか?」とか、「高齢なのですがついていけますか?」などのご質問を受けることがあります。全く問題はありません。はじめからちゃんと動ける方はいません。手と足がばらばらに動いていく非日常的な動作を楽しみ、脳トレ気分で、まずは雰囲気を味わってください。最初に行う気功法は、左右対称に動くストレッチのようなものなので、すぐに一緒に動けると思います。

 70代の会員さんが多いので、技法をびしびし学んでいくというよりは、こまめに休憩をとりながら健康の維持のためにのんびりと練習を行っていくという方式です。週1回会っておしゃべりするサロン的な役割も担っています。

 より高度な学習を望む方は、今の時代はネットの動画なども沢山あるので、自宅での独習も可能です。分からない部分を教室でご質問ください。

 

 

【当会の発足経緯と運営方針について】

 

●当会は、昭和58年に多摩市民館成人学校の一環として開講され、閉講した後も、新たに講師を招き生徒たちの運営によって自主教室として存続、今日に至っています。最初の頃は、24式太極拳の他、48式太極拳、42式太極拳、32式太極剣、13式太極刀、56式陳式太極拳などにも取り組んでいましたが、今は24式太極拳、32式太極剣を主な練習メニューとし、48式太極拳も時間があれば取り組んでいます。

 

●会員は、現在十数名。男性、女性、年齢もさまざま。毎週、和気あいあいと練習しています。

 

●健康増進と技能向上を目指して、楽しい会運営にしていきたいと思います。よろしくご協力くださいますようお願いいたします。

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