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57 あとがき

  • kaburagi2
  • 2023年7月31日
  • 読了時間: 1分

更新日:2 日前

 最近、かつて歩いたことのある山に、季節や道を変えて通うことが多くなった。同じ山、まして2000メートルにすら届かない山々に足繫く出かけることになろうとは、10年前には考えられなかったことだ。それでも年に数回は遠方の山にも赴く。関東の山ではたいがい富士山が見えるから、快晴の頂上で富士山が展望できないと、「遠くまで来たなぁ」と思う。しかし綿密な計画をたてて遠方の山に出かけても、天候その他の条件に恵まれるかどうかは不確実だ。

 それに比べて近郊の山に、一番よい季節、天気のよい日を見定めてから出掛ける方が、よほど満足できる結果が得られるような気がする。この本の中でも書いたが天候が悪いことを承知で山に行くことは意にそぐわない。まして他人の計画した山行には全く興味がない。そんな訳で、いきおい独りで山に行くことがめっきり多くなった。

 さて本作りも今年で4冊目になるが、今年はひと山400字でまとめてみた。実際に山に登るか否かは別にして、本当に山の好きな方に読んでいただけると幸いです。

 最後に年間70日以上の山行に、文句も言わずに送り出してくれた母と妻、それに子ども達に感謝します。

                  

                          1997年 冬 鏑木隆


 
 
 

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1 鶏鳴山と鶏岳           

(栃木県宇都宮市文挾町、上河内村西古屋)  小来川温泉~鶏鳴山、西古屋~鶏岳  1997年1月3~4日  藪を漕いでの奮闘が稜線に達するまで続き、予想外の時間を要することとなった。さらに、午後の入山が影響して傾きかけた冬の日射しが落ち葉の山稜に長い影を引き始める頃、ようやく鶏鳴山(けいめいざん)の頂に達した。とりたてて素晴らしくも無い木の間越しの展望だったが、穏やかな冬の日暮れが詩情を増幅させた。

 
 
 

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